2013 年 10 月 12 日 土曜日
文書は保存されましたが、音声認識データを保存する十分な空き領域がないため、データは失われました。録音していないときは、必ずマイクをオフにし、ディスクで利用できる記憶域を確認してください。
録音された音声認識入力や、修正候補のようなデータなしで文書が保存されました。
Wordは目に見える情報(入力した文章や図形など)以外にも、様々な情報を保存しています。その1つが「言語データ」と呼ばれるもので、マイクで録音した音声入力データ、マウスなどを使って入力した手書き入力データのことを表しています。
この言語データを含めてドキュメントを保存すると、当然ファイルの容量は大きくなります。そこで、Wordはデータが大きくなることを防ぐために、言語データを含めずに保存しようとします。この際に表示される警告メッセージです。
「データは失われました」と表記されていますが、実際に音声入力データや、手書き入力データを使用していない場合、影響はありません。
このメッセージが表示されるようになり、さらに自動バックアップが有効になっている場合、Wordがファイルを自動バックアップするたびに、警告メッセージが表示されるようになってしまいます。
言語データの埋め込みは、標準で有効になっています。この設定を無効にすることで、メッセージは表示されなくなります。
ただしWord2007以降では、設定の有効範囲は設定を行ったファイルのみで、別のファイルを開くと、言語データの埋め込みは再びONになってしまいます。現在のところ、2007以降のバージョンでこの設定を保持することはできず、メッセージが表示されるすべてのファイルで設定を行う必要があります。
Word2007以降
以上です。
Word2003以前のバージョンでは、以後すべてのWordファイルに対して、言語データの埋め込みを無効にすることができます。以下のリンクを参照して下さい。
Word 2002 使用中または文書の保存時に “録音された音声認識入力や、修正候補のようなデータなしで文書が保存されました” と表示される
Word 2003 使用中または文書の保存時に “文書は保存されましたが、音声認識データを保存する十分な空き領域がないため、データは失われました” と表示される
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