2014 年 9 月 20 日 土曜日
‘XXXX.xlsx’への変更は、共有違反のため保存されませんでした。別のファイルに保存し直してください。
Excelでファイルを編集し、上書き保存しようとした時に、共有違反のため保存できない旨のメッセージが表示され、保存できない。ファイル名を変えると保存できる。
何らかの理由により、保存しようとしているExcelファイルが「競合」しているため、Excelがファイルの整合性を保つために保存を禁止している。
「競合」とは、あるプログラムにより利用されているファイルが、別のプログラムにも同時に利用されており、片方のプログラムがファイルを更新すると、もう一方のプログラムの利用しているファイルの内容が整合性のないものとなってしまう状態のこと。
競合による不整合を防止するために、Excelは上記エラーメッセージを表示し、ファイルの上書きを禁止、別名で保存のみできるように制限している。
競合が発生する原因としては、ウイルス対策ソフトのファイル監視機能によるファイル占有、エクスプローラのサムネイル生成時のファイル占有など、様々な原因により発生する。
別名で保存し、次回からは別名で保存したファイルを編集する。多くの場合、この対処法により問題を回避することが可能。
何度開いても同様のメッセージが表示される場合、ファイルの設定に問題がある可能性がある。たとえば、Excelファイルを右クリック⇒プロパティを開き、「全般」タブの「読み取り専用」にチェックが入っていたり、同じくプロパティの「セキュリティ」タブで、ログインユーザーに「書き込み」「変更」権限が無いなど、そもそも書き込みが許可されていないこともある。
ウイルス対策ソフトの設定により、何らかの理由で対象ファイルがセキュリティチェック対象となっていたり、フィルタリング対象となっている可能性がある。「ウイルス対策ソフト名 Excel 共有違反」で検索すると回答があるかもしれない。
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